こんにちは！今川義元推しのウチケンスタッフ新人Mです！

さて、3月26日の「どうする家康」放送では今川氏真様がメインでしたね！義元様もたくさんでてきました！まぁここで戦国大名としての今川氏は滅びるわけですけども！とはいえ、今川氏自体はこの後江戸時代を超え、明治時代まで存続しております。

今回は義元様と氏真様にちなみ、今川氏の検地と塗装面積の出し方について語ります！

検地と塗装面積の出し方？と思いますよね？どちらも、目的のために測っておく、という大切な役割があります。まずは先に検地から見ていきましょう！

秀吉より60年も早かった！今川氏の検地

どうする家康では義元と氏真という二代の今川氏が出てきましたが、その義元の父、今川氏親という人物をご存知でしょうか。

検地という言葉を見ると豊臣秀吉が行った太閤検地を思い出す方も多いと思いますが、今川氏親はその検地を太閤検地（1582年以降）より60年以上前、東国の大名の中では比較的早くに行った人であり、東国の戦国大名としては最初の分国法となる「今川かな目録」という法律のようなものを制定した人でもあります。

今川義元はその「今川かな目録」を時代に合うように改定した「今川かな目録追加」を制定しています。

今川氏は軍事力もありましたが、政治面でも先進的な面を持っていたと言えます。織田信長に負けなければもっと大きな大名になっていたかもしれませんね。

遠江に実施されていた今川氏親の検地

その今川氏親の検地、遠江地方に対して実施されたようで、牧之原市から浜松市東区の蒲御厨（かばのみくりや）あたりまでの記録が残っています。

蒲御厨といえば前回の大河「鎌倉殿の13人」を見ていた方なら既視感あるかも？源頼朝の弟の蒲殿こと源範頼が生まれ育ったところです。

さて、ここでの検地は太閤検地とは違って実際に竿や縄を当てて面積を出したりして徹底的に行ったわけではありませんが、義元の時代にも三河を含め50例、氏真の時代にも20数例と、今川氏が領国経営に積極的に関わっていたことがわかります。

検地と塗装面積の出し方！

検地は自分や家臣の所領や寺社領がどれだけの年貢をとれるか確認し、それをもとに家臣などに軍役や奉公を義務付け、領国支配の基本としたものです。

ここで唐突に現代に戻ります。外壁を塗装するぞ！となった時に重要になってくるのが塗装する面積の計算です。

塗装面積の計算で外壁塗装をする住宅がどれだけの塗料を使うか確認し、それをもとに見積書を制作し、塗装代が請求されるわけですね。

少し、似てませんか？

検地も塗装面積の計算も次のステップへ進むための重要な役割です。実際にどう塗装面積を計算するのか、簡単に見ていきましょう！

外壁塗装面積の計算方法は３つ！

外壁塗装面積の計算方法は大きく分けて３つあります。ひとつずつ紹介していきますね。

１．図面から計算

まず１つ目は、図面がある場合のみ使える方法です。そのままズバリ、図面から計算します。

外壁塗装面積＝4面の外壁面積－非塗装部分の面積

立面図などから外壁の横幅と高さを求め、窓などの塗装しない部分を引き算すれば出る、というわけです。ただし、図面と実際の建物の窓の位置や数が違っていることもありますので、ウチケンでは図面と写真を照らし合わせて測っています。

２．実際に測る

２つ目は、メジャーなどを使いきっちり測って計算することです。

外壁塗装面積＝(建物の外周×高さ)－非塗装部分の面積

こちらは家の図面がない時に使う手段になりますが、実際に測るのでかなり正確な数字が出ます。

ただし、隣の建物との間が狭いなどの条件が重なると、測れないということもあります。

３．建物の延床面積から計算

３つ目は、大まかにはなりますが、建物の延床面積に係数をかけて大体の外壁面積を計算する、という方法もあります。

外壁塗装面積（㎡）＝延べ床面積（㎡）×1.1～1.4

窓の部分などの面積はこの係数の中で省かれる形になっています。係数のブレは、延べ床面積が大きくなるほど、つまり建物が大きくなるほど小さい数字を採用します。そうすることで実測値に近くなるそうです。

塗装業者がこの数量をそのまま見積書の中で使うことはありませんが、ご自宅の大体の塗装面積を知るには良い計算方法です。坪数のままでの計算はできないので、3.31をかけて㎡に直すか、元から㎡の値を探してください。

外壁塗装を行う業者のうち悪徳業者の見積では、この塗装面積を実際より多く見積もって不当に高くする、なんてこともあるそうです。ちょっとでもおかしいな？と感じたら、よくよく相談して検討してくださいね！

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今川氏部分参考：『今川義元とその時代』黒田基樹編著、戎光祥出版、2019　『人物叢書　今川義元』有光友學、吉川弘文館、2008