2液フッ素塗料を使用した外壁塗装工事の施工事例をご紹介させていただきます。

今回使用した塗料は4フッ化フッ素樹脂特有の高耐候性を有しており、紫外線や雨・風など過酷な気象条件に対して優れた性能を発揮するのが特徴です。

長い期間、建物の美観を保ちます。塗料の中では金額は高めになりますが、トータルで考えた場合にはコスト削減に貢献する事が可能です。

また、こちらの塗料は塗膜の柔軟性・強靭性に優れた物性を実現しているひび割れしにくい塗膜を形成することが出来ます。
耐屈曲性や耐衝撃性などの物理的性能に対しても適応しており、様々な仕様に用いる事が可能です。

ウチケンでもお勧めしている塗料であり、1番人気の塗料となっております。

工事基本情報・施工内容

工事の種類　塗装工事

施工内容　　外壁塗装

価格帯　　　90～120万円

使用塗料　　2液フッ素系塗料

Before→AFTER

施工前全景の様子です。

築年数が浅いことと元々のサイディング材が良質の為、外部に関しては大きく問題となるところはありませんでした。塗膜の劣化やシーリング部分の劣化は一部、気になる箇所もありました。

建物外壁下地を保護するために良いタイミングの塗装工事でした。

今回の工事はご紹介がきっかけで工事をさせていただく運びとなりました。有難うございました！

↓　外壁を至近距離で

遠目では分かりにくいですが外壁に近づいてみるとまだらに外壁色が変色していることが分かります。

塗膜が劣化してきているサインです。

↓　シーリング部分を至近距離で

所々に亀裂が入っていました。　今の段階でメンテナンスしておくことが重要です。

シーリングの劣化は建物の防水性能に大きく影響する為、早めの対応が必須となります。

作業工程PICKUP

足場仮設　

足場を組んでいきます。

高圧洗浄

高圧洗浄で外壁に付着した汚れや旧塗膜を落とします。

下地をきれいにすることで塗料の密着性を向上させます。

建物外壁は新築後数年が経過すると汚れが目立つようになります。

そうすると見た目が悪くなったり、外壁の劣化が進行する原因にもなったりします。

たまに高圧洗浄だけすれば塗装工事をしなくても良いんじゃないの？？というご質問をいただきます。

一言に外壁の汚れといっても汚れには種類があります。

大きく分けると・・・

①大気中の塵や埃、排気ガスによるもの

外壁の凹凸のある部分に入り込んでしまうと、家全体がくすんだように茶色っぽく見えたり、排気ガスの場合には油汚

れのようになり、広範囲に少しずつ汚れが広がっていきます。

②コケによる外壁の汚れ

北面の外壁など湿気が多くなりがちな外壁面は苔の繁殖による汚れが目立つようになります。緑色の汚れでお悩みの

声はよく耳にします。

この汚れは見映えが悪くなるばかりでなく、場合によってはコケの胞子が健康被害をもたらすこともあります。

③カビによる外壁の汚れ

外壁にカビが発生するのは稀で、コケや藻に比べると発生頻度はそれほど高くありませんが

カビの胞子は空気中に浮遊しているため外壁に付着することもあります。

直射日光が当たらなかったり、湿気が多かったり、カビにとっての栄養があったり、近くに川や田んぼがあるなどの立

地状況にあるとカビが発生しやすくなり、カビが繁殖して黒っぽい汚れが目立つようになります。

④鉄部からのサビ汁による汚れ

金属製の外壁材や鉄部などでは、表面の塗膜が劣化したり傷つくと酸化してサビが発生します。サビ汁による汚れは美

観が悪くなることに加えて金属が腐食し始めた状態のサインなので、早急な対応が必要です。

⑤雨による外壁の汚れ

雨によって外壁が汚れると、サッシやベランダの手すりの笠木の下などに下方に向かって雨垂れという黒い筋のような

汚れが付着するようになります。

そのまま放置しておくとどんどん汚れが蓄積し、外壁にこびりついてしまうことがあります。

⑥塗料の色あせによる外壁の汚れ

紫外線の影響で塗膜が劣化して色あせが生じるようになります。

さらに塗膜の劣化が進行すると外壁材が防水性を失い、外壁を手で触れた際に白い粉が付着するチョーキング現象が発

生するようになります。その場合には外壁の洗浄をしただけでは根本解決になりません。

再塗装し塗膜で外壁下地を保護する必要があります。

今回のケースは　⑥塗料の色あせによる外壁の汚れ　でした。

シーリング

既存シーリング撤去

既存のシーリングを撤去します。

プライマー

シーリング材充填

仕上げをしてシーリング部分の完成です。

外壁塗装

外壁下塗り　1回目

外壁下塗り2回目

外壁の種類や使用する上塗り材、下地の状況等により下塗り材を２回(２種）使用することがございます。

ご提案の際に建物に合った塗料をご説明させていただきます。

外壁上塗り1回目

外壁上塗り2回目

板金部・付帯部塗装

下塗り（さび止め）

板金部　上塗り1回目

板金部　上塗り２回目

屋根ビス浮き　

浮きがあったビスは１つずつしっかり締めなおしました。

AFTERE

担当者より

この度はウチケンに塗装工事をご依頼いただき誠にありがとうございました！

ベランダ部分のみ色を変えたことで雰囲気が変わり、建物にメリハリが出て良い感じに仕上がったと思います！

工事中は作業日報等に気になる点などを丁寧に記入してくださりましたので我々職人も作業をするうえでコミュニケー

ションが取りやすく感謝しております。

外壁部は適切なタイミングで塗装工事をさせていただけましたので引き続き、安心してお住まいいただけるかと思いま

す。

今後も何か気になることがございましたらお気軽にお声掛け下さいませ。